RSウイルスの基本的治療は対症療法となり、合併症を生じた場合にはそれに対し、治療を行います。
検査は、抗原迅速診断キットがありますが、1歳未満の乳児や入院中の患者さんなど保険適応で検査をできる患者さんは限られています。
予防法は早産児、先天性心疾患、慢性肺疾患を持つ乳児では、モノクロナール抗体を流行期に投与する方法があります。
RS感染症は乳児に多く、発症時期は冬に多いとされています。
Rs NSはパラミクソウイルスに属するRNAウイルスで、主に接触伝播によって気道内に侵入して喉に定着して4-6日程度の潜伏期間を置いて上気道炎（発熱、鼻水、咳など）を発症します。
一方で、乳幼児では下気道に波及して、重症化する場合もあり注意が必要です。